【当帰(トウキ)刻 関連商品】
・当帰 末
【当帰(トウキ)の生薬情報】
【生薬名】
当帰(トウキ)
【基 原】
神農本草経の中品に収載。セリ科 Umbelliferae 当帰 Angelica sinensis (Oliv.) Diels の根を乾燥したもの。根頭部を帰頭、主根部を帰身、支根を帰尾(または当帰鬚)という。現在では一般に帰頭・帰身を分けず、帰身か全当帰を使用している。全当帰とは帰身・帰尾を含めたものである。
【性 味】
味は甘・辛、性は温。(帰経:心・肝・脾経)
【主成分】
精油・子宮興奮性成分・蔗糖・ビタミンEなど。
【臨床応用】
生薬分類は、養血薬。中薬効能は補血、活血、止痛、潤腸。血虚による各病症に用いる。生理不順、閉経、月経痛や、虚寒による腹痛、瘀血による疼痛、打撲傷、痺証の疼痛やしびれなどに用いる。
【用 量】
3~12g
【コメント】
当帰は活血の効能が強いので、性器出血過多には使用しない。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。
【当帰(トウキ)を使用している漢方処方】
四物湯、当帰飲子、当帰芍薬散、温経湯、温清飲、乙字湯、加味帰脾湯、加味逍遥散、荊芥連翹湯、五積散、七物降下湯、十全大補湯、消風散、逍遥散、疎経活血湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、女神散、人参養栄湯、防風通聖散、補中益気湯、よく苡仁湯、抑肝散加陳皮半夏、竜胆瀉肝湯、鹿茸大補湯など