お粥と血虚について

お粥

今年は本当に台風や地震が多い年になってしまっているように思えます。今日も北海道で地震が起きたり、台風25号が接近してしまっていたり…外国でもインドネシアで地震が発生したりと異常気象を感じてしまいます。なお、漢方薬のご注文に関しましては順次確認を行っておりますが、ご返信などに関しましては安全をまずは第一にご確認をいただきました上でご返信をいただければと思います。

当店を今後ともよろしくお願いいたします。

さて、いつもは漢方薬…漢方薬…っといった感じで続いてしまっていますので、今回は少し違った話題を書きたいと思います…

皆さんは朝食には何を食べておられますか。パン、おにぎりなどといった簡単に済ませてしまう場合もあるかと思いますし、カップ麺を食べるという方も居られるかもしれません。中国の親族が日本に来られて宿泊されると特にご高齢の方は朝食で多いのがお粥・麺類・油をほとんど使用しない形での野菜炒めといった場合がほとんどです。

「お粥」といえば日本では風邪など病気になった時に親が作ってくれたり…っという記憶がある方も多いかと思いますが、実は胃腸にとても良い食べ物だと言われています。また、朝起きたときには身体が冷えていたり、動き始めるのが厳しい中でも温かいお粥を食べる事で冷えを取り除いてくれる役割も担っているのではないかと思います。

実際に食べると食べた後は意外とお腹が一杯になってしまってもお昼ごろになるとお腹がなぜか空いてきますので腹持ちも良くて胃腸にもとても良い「お粥」はおすすめです。中国でもお粥を食べる習慣があり、現地のケンタッキー・フライド・チキンではお粥のメニューが存在しています。

暑い時期にはさすがに「お粥」が朝食に出てくると…え?お粥?っと驚いてしまうかもしれませんが、最初は辛いと感じても数日経過すると意外と食べれて身体の状況も少し変わるのを実感できる事も多いのでぜひ食べる事をおすすめさせていただきます。

秋~冬は気温も下がってきますのでぜひお粥に限らず、温かい食べ物や飲み物をとる様にしましょう。

血虚と貧血

お粥の話とは異なりますが、今回は「血虚(けっきょ)と貧血(ひんけつ)」について考えてみました。

生命活動を維持していくために必要なエネルギー源を「精・気・津液・血・神(※)」と言いますが、エネルギー源でもある血が不足している状態(血虚)という言葉があります。この「血虚」という言葉を聞きますとイメージとしてどうしても「貧血」というイメージが先行してしまいますので「私は貧血ではないから血虚ではない。何を言っているのだろうか…」と思われてしまう方も多いのではないでしょうか。

どう区別されるのだろう…っと思い、色んなサイトを探してみますと中国語のページに比較的わかりやすい説明がされていました。

贫血是一个很严谨的现代医学专业术语,特指针对不同性质的贫血,所采用的病因性治疗方法。贫血主要原因就是骨髓造血功能的障碍,造血物质的缺乏或者本身造血物质的利用障碍和遗传的方面。

中医的血虚是通过望、闻、问、切四诊,把收集到的症状加以辨证分析所得出的结论。中医学并没有贫血的名称,很多人并不贫血,但是从临床所呈现的情况,表现出类似贫血的症状,但这些症状并非只有贫血才会出现,其他疾病也可出现,所以验血不一定是贫血。

反过来,贫血病人在中医辨证也不一定就是血虚,不少病人属于气血两虚、心脾两虚、脾气虚弱、肝肾阴虚、脾肾阳虚。个别贫血病人还属于血热或血瘀。但也有一部分贫血病人(如某些失血性贫血)辨证就是属于血虚

引用:酱紫哥著:贫血与血虚 | 最简单的区别方法(中国語ページ)

上の引用にありますが、「貧血は主に病気が原因(主に骨髄造血機能の障害など造血に必要な機能障害など)による現代医学の名称」との考えがあり、「血虚は主に四診や自覚症状などによって得られる様々な結果であったり、貧血と同じ様な症状となる事が多い」との考えがあり、ほとんどの場合は血液検査などをしても貧血には該当する事はありません。

貧血の場合も必ずしも血虚とはならずに、その多くは血虚の場合もありますが、気血両虚、心脾両虚(心脾两虚)、脾気虚弱(脾气虚弱)、肝腎陰虚(肝肾阴虚)、脾腎陽虚(脾肾阳虚)などの可能性が高い・血熱または血瘀に該当している場合が多いと言われています。

簡単に説明してしまうと血虚は「貧血の症状と同じ様な症状が出やすい状態」だけど、「他の症状も起きている場合の総合的な状態」であって貧血とは言わないです。中医学としての貧血はあくまでも「病名」であって血虚というのは「様々な症状・状態などによって起きていますので貧血とは区別している」という事では無いかと思います。

上記の参考ページでは血虚に用いる代表的な漢方薬として四物湯が紹介されていました。
「血虚=貧血ではない」という事を覚えていただければと思います。

※日本では主にエネルギーの源を「精・気・血・津液」と呼ばれる事が多いのですが、生命活動に必要なエネルギー(精・気・血・津液)は神の源として、主にエネルギーを代謝・臓腑の生理的な効能を調節・人体の生命活動を司るものが神と中国の古代哲学では考えられていますので神を記載しています。

以上、ナガエ薬局ブログでした。

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