お茶や生薬の煎じ方について

生薬を専用の急須に入れたところ

いつもナガエ薬局をご利用いただきまして誠にありがとうございます。先月中国に実際に赴きまして、医療を含めて色々な部分を勉強させていただきました。その中で少し気になる部分がありましたので今回掲載をさせていただきます。

最近になりますが、お茶や生薬などに関しまして煎じ方のご質問を受ける事が実際に多くなって参りましたので今回は主に煎じ方について説明をさせていただきます。

一般的な方法とは…

日本では色々な煎じ方がありますが情報として掲載されている幾つかの方法について掲載したいと思います。

【煎じる場合】

  1. 約500〜600cc程度のお水を容器に入れてから沸騰させます。
    ※磁器製やガラス製の容器(土瓶、ほうろう鍋、耐熱性ガラスなど)をご利用下さい。鉄、銅、アルミ製のものは使用しないで下さい。
  2. 沸騰した湯にそのまままたは和紙製の袋に入れた生薬を入れ、とろ火〜中火で約半分程度になるまで煎じます。
  3. 煎じた液体を濾すなどしてカスを取り除いてから。煎じたものを1日3回に分けて食前(空腹時)または食間にお召し上がり下さい。

【お茶として飲まれる場合】

・マグカップなどをご利用になる場合
  1. マグカップなどの容器に約180ccの熱湯と生薬(和紙製のティーバックなどに入れても可、そのままでも可)を入れます。
  2. そのまま10分程度お待ちいただきましてからお召し上がり下さい。(生薬をそのまま入れた場合には生薬を取り除いた上でお召し上がり下さい。)
・急須を使用されます場合
  1. 急須に生薬と熱湯を入れます。
  2. そのまま10分程度お待ちいただきましてから熱いうちにお召し上がり下さい。

良く言われている一般的な方法について紹介させていただきましたが、実はこれらの方法はあくまでも一般的な方法ですのであくまでも目安となります。

なぜこのような事を言うのかといいますと、最初に疑問を持ったのは中国でほぼ知らない人がいないと言われているドラマ「後宮・甄嬛伝(日本名:宮廷の諍い女)」を見ていた時の事でした。

こちらのドラマはHuluで日本語吹き替え版が見る事ができますが、中国の大奥版といったドラマの中で薬を作っている場面や飲む場面が登場しますが、日本と異なっているのではないかという素朴な疑問がありましたので今回それを実際に現地に行って見て来ました。

中国の一般家庭での一般的な煎じ方

専用の急須に生薬を入れます。

専用の急須に生薬を入れます。

中国では煎じる専用の土瓶が販売されていますのでまずはそれに生薬を入れますが、見ると凄く多い様に見えますね…ただ、中医の先生と実際に話をしましたが、やはり日本人と中国人との体型や体質が異なりますので当然生薬の量が異なります。

生薬を専用の急須に入れたところ

生薬を専用の急須に入れたところ

実際に入れると多そうに見えますが、1日ごとに煎じるのではなく、実際に見た所では2日分を煎じていました。3日分を煎じるのはさすがに煎じてから時間がかかっていますので煎じないそうです。

一般的な煎じ方としては次のような感じになります。この方法はあくまでも情報として掲載を行っておりますのでご留意下さい。

1回目

  1. 急須に生薬と水を1/3〜1/2程度を入れて20〜30分程度浸します。
  2. 約30分程度中火〜強火で熱します。
  3. 空き容器に移します。

2回目

  1. 同じく急須に生薬と水を1/3〜1/2程度を入れて20〜30分程度浸します。
  2. 約15分程度中火〜強火で熱します。

3回目

  1. 2回目に煎じた物に1回目に煎じた液を混ぜて約5分熱します。

中国では3回に分けて煎じて濃度を均等にしている様です。完成した液は2日分となりますので4回分に分けて飲む様です。日本では1日3回という話がありますが、中国では1日2回という場合が多いみたいです。

飲む場合には電子レンジや専用の急須などで熱してから飲むとの事でしたのでお茶などを飲まれる場合には試されてみてはいかがでしょうか。

以上、ナガエ薬局ブログでした。

こちらの記事もいかがですか

SNSでもご購読できます。