つらい手荒れの改善をサポート!手湿疹・手荒れに用いられる漢方薬4選

水仕事や掃除など、何かと酷使されがちな手。乾燥しやすい冬場を中心に、手荒れに悩む方は多いでしょう。

手荒れの防止や改善には、こまめにハンドクリームを塗る、ゴム手袋をつけて作業をするといった方法があります。ひどい場合には皮膚科で処方されたステロイド剤を塗ることも必要です。

そうした処置に漢方薬を併用することも有用です。手荒れ・手湿疹に用いられる漢方薬をご紹介します。

手を酷使する人に多い「手湿疹」「手荒れ」

手の皮膚表面には、皮脂膜という保護膜があります。手荒れや手湿疹は、この皮脂が過剰に取れてしまうことが引き金となって引き起こされる症状です。

水仕事や洗剤の使用、紙やお札を頻繁に使うといった刺激を繰り返すことにより起こり、主婦をはじめ、飲食店員や事務職員、美容師、書店員、保育士・介護士といった職種の人に起きやすい傾向があります。

また、手湿疹は別名「主婦湿疹」と呼ばれることもあります。

改善のベースは保湿

手湿疹、手荒れを改善するためのベースは「保湿」です。皮脂が過剰に取れてしまうことにより、皮膚のバリア機能がなくなって引き起こされるのが手湿疹・手荒れです。

そのため、水仕事を行う際はゴム手袋で保護をし、保湿クリームをこまめに塗った上で、夜は上から木綿手袋をつけて寝るようにするなど、しっかり保湿ケアを行いましょう。

その上で、体の内部から改善に働きかけるため、漢方薬の服用も検討しましょう。

手荒れ・手湿疹に作用する漢方薬4選

手荒れ・手湿疹の人に処方される漢方薬をご紹介します。

・温清飲(うんせいいん)

体力が中程度ある人に処方される漢方薬です。「体を温めて冷やす(清は冷やすという意味)」という、一見わかりにくい処方となります。

「血熱」「血虚」の人に用いられます。「血熱」は熱を生じている状態、「血虚」は血の巡りが悪かったり不足していたりする状況で、皮膚の乾燥などを引き起こす状態だと考えられています。

副作用:まれに間質性肺炎、肝機能障害が起こることがあります。

・小建中湯(しょうけんちゅうとう)

虚弱で胃腸が弱く、疲れやすい人に適している漢方薬です。子どものアトピー性皮膚炎に用いられることも多いです。

副作用:生薬「甘草(かんぞう)」の副作用、血圧上昇やむくみなどに注意が必要です。

・荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

「温清飲」を含む処方です。皮膚が浅黒く、湿疹が慢性化した人に用いられる漢方薬です。

副作用:まれに、間質性肺炎、肝機能障害、黄疸が見られることがあり、注意が必要です。

・黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

体力があり、のぼせ気味の人に適した漢方薬です。皮膚に熱がこもっているような人に対し、「温清飲」と同時に処方されることがあります。

副作用:体力がない人が用いると下痢が起こることがあります。また、まれに間質性肺炎や肝機能障害、黄疸が起こることもあります。

必要に応じてステロイド剤の適切な使用も皮脂を守るため、ハンドクリームやゴム手袋で保護する、漢方薬を飲むといった対処方法は有用です。しかし、あまりに悪化した手湿疹や手荒れには、皮膚科に処方してもらった外用薬(ステロイド剤など)の使用も必要となります。

漢方薬を併用してつらい手荒れ・手湿疹の解消を目指しましょう。

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