鼻水・鼻づまりにお悩みの方に! 鼻炎に効果のある漢方薬4種

鼻がなんとなくグズグズする、鼻水が止まらない……。鼻炎症状は生活を送る上でつらいものですよね。さまざまなアレルギーを抱え、風邪症状ではない鼻炎に苦しんでいる方も多いのではないでしょうか。

ウイルスが原因ではないアレルギー性鼻炎は、漢方が得意とする症状のひとつです。今回は、鼻炎の改善を期待できる漢方薬についてご紹介します。

アレルギー性鼻炎は原因の特定が難しい

アレルギー性鼻炎は風邪とは異なり、「このウイルスを撲滅したら治る」というものではありません。有名なところでいえば花粉症やダニ・ハウスダストといったアレルゲンがありますが、「これが原因です」と必ずしも特定できるわけではありません。

アレルギー症状は本人の体質・体調によって表れ方や強さが異なります。漢方薬は体全体に働きかけ体質改善をはかれるものです。そのため、アレルギー鼻炎にも効果を期待できるわけですね。

また、薬は通常「症状が出ているとき」に飲むものですが、漢方薬は体質改善を目的として、症状がない期間に服用することもあります。服用し続けた結果、人によっては症状が出なくなることもあります。

アレルギー鼻炎に効果を発揮する漢方薬4種

アレルギー性鼻炎を改善する効果を持つ漢方薬は、主なもので4種類あります。

・小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

水のような鼻水や鼻づまり症状があるときに使われる漢方薬です。咳や痰、くしゃみといった風邪症状にも効果があると考えられています。眠気が出る副作用がないという特徴があります。体力が中くらいの人に適した漢方薬です。

含まれている生薬のひとつ、「麻黄」の副作用として、頻脈、動悸、血圧上昇が起こることがあります。また、「甘草」の副作用でむくみや血圧上昇が起こることも。

・葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)

鼻づまり・慢性鼻炎・慢性副鼻腔炎(蓄膿症)などを抱えている人に使用される漢方薬です。体を温め風邪症状の初期に服用することの多い「葛根湯」に、鼻炎に効くとされる「辛夷」と鎮静作用のある「川芎」という生薬が配合されています。

葛根湯加川芎辛夷にも「麻黄」、「甘草」が含まれています。頻脈、動悸、むくみや血圧上昇といった副作用に注意が必要です。

・苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)

水のような鼻水が出るアレルギー性鼻炎のほか、痰がからむ咳、気管支喘息などにも使用される漢方薬です。

7種類の生薬を一字ずつとって苓甘姜味辛夏仁湯と名づけられています。小青竜湯が体力が中くらいの人向けであったことに対し、こちらは体力が低下した人に適している漢方薬となります。

・麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)

もともとは虚弱体質の人や高齢者の風邪に使用されることが多い漢方薬です。臨床研究によって、アレルギー性鼻炎の人の鼻づまりが改善したという報告が上がってきており、処方されるようになってきています。

名前の通り、「麻黄」が含まれているので、頻脈、動悸、血圧上昇といった副作用には注意が必要です。また、「附子」の副作用としてのぼせ、唇や下のしびれなどが表れることもあります。

漢方薬で苦しい鼻炎を改善しよう

今回ご紹介した漢方薬は、どれも症状が表れているときに服用するものです。冒頭でご紹介した通り、漢方薬によっては、症状が出ていない時期に体質を改善する目的で服用するものもあります。「紫胡(さいこ)」という生薬を含む漢方薬がよく処方されていますよ。(「紫胡桂枝湯(さいこけいしとう)」「紫胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)」など)

アレルギー性鼻炎に苦しんでいる方は、症状が出ていないときの体質改善も含め、漢方薬の服用を相談・ご検討してみてはいかがでしょうか。

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