【女性の悩み】つらい更年期障害の症状を改善!「産婦人科の三大漢方薬」をご紹介

40代以降になると増えてくる心身の不調。「更年期障害」として、イライラやほてりに悩む女性は多いものです。

いわゆる「病気」ではないため、西洋医学での治療はホルモン剤の補給が中心。しかし、副作用が怖くて行えない女性も多いのが実情です。

そこで、取り入れられているのが漢方薬による治療。このページでは、更年期障害に効果を発揮する漢方薬についてご紹介いたします。

更年期障害の原因&症状とは

更年期とは、閉経の前後5年間、計10年間を指します。女性ホルモンの分泌量の減少に伴って自律神経の働きが乱れ、さまざまな変調が現れます。

主な症状としては、ほてりや発汗、手足の冷え、動悸や肩こりなど。また、イライラや不安、不眠、集中力の低下など、心の変化が現れることもあります。症状は人によって異なり、いくつかが重なって起こることも多いです。

症状のひどさにも個人差があり、その原因は体質的な要因のほか、ストレスや性格も影響していると考えられています。

更年期障害の治療法

更年期障害は、ホルモンバランスの乱れによって起こるものであり、病気ではありません。そのため、西洋医学では、ホルモン剤を注射するのが一般的な治療方法となります。ホルモンを補充する方法は効果が高いのが特徴ですが、副作用で不正出血が起こったり、5年以上の長期にわたって使用したりすると、乳がんの発症リスクが高まるおそれがあり、日本では治療を希望しない女性も多いです。

精神的な症状に対しては、向精神薬が用いられるケースもありますが、こちらも薬の服用に抵抗感がある人は少なくないといっていいでしょう。

このような女性に対して有効なのが、漢方薬による治療です。

更年期障害に効果を持つ漢方薬3つ

ウイルスによる不調とは異なる、更年期障害の症状のようなものを「不定愁訴(ふていしゅそ)」と呼びます。不定愁訴は、漢方が得意とするもののひとつです。現在、保険が適用されるもののなかにも、更年期障害に用いられるものが30種類以上あります。

そのなかでも特に多く用いられている漢方薬が、「産婦人科の三大漢方薬」と呼ばれるもの。「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」「加味逍遥散(かみしょうようさん)」「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」の3種です。いずれも、「血」の巡りが悪くなったり滞ったりしている状態「瘀血(おけつ)」を改善する「駆瘀血剤(くおけつざい)」です。

今回は、この3つの漢方薬についてご紹介いたします。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

「血」の不足を補い、巡りを良くして身体を温める効果を持つ漢方薬です。痩せていて顔色が悪い、冷え症の人に向くとされています。

冷えに伴う婦人科系の諸症状に強く、更年期のほか、月経異常や不妊症にもよく用いられる漢方薬です。

めまいや神経痛といった症状にも効果を発揮します。また、当帰芍薬散以外にも同じく当帰(トウキ)が主薬となっている生理不順や補血におすすめで先日このブログ(漢方薬紹介「婦人宝」について)でもご紹介した婦人宝(ふじんほう)やクラシエの衝任補血エキス顆粒Aもおすすめとなります。

副作用:胃腸の弱い人が服用した場合、腹痛、下痢、嘔吐を起こす場合があります。

加味逍遥散(かみしょうようさん)

体力があまりない人に用いられます。肩こりやめまい、頭痛、のぼせや発汗といった身体症状のほか、イライラ、不安といった不定愁訴にも幅広く効果を発揮する漢方薬です。

名前の「逍遥」とは、ぶらぶら歩くという意味。「加味逍遥散」はさまざまなに移り変わる症状に効果があるということからその名がつけられました。

「駆瘀血剤」ではありますが、そのほかにも「気逆」からくる神経の高ぶりや「気うつ」からくる抑うつ症状にも効果を発揮します。また、クラシエでは療方調律(りょうほうちょうりつ)がおすすめです。

副作用:胃腸が著しく弱い人では、食欲不振・下痢といった消化器症状が現れることがあります

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

体力が中程度あり、赤ら顔の人、のぼせやすいのに足には冷えを感じる人、下腹部が張る感じがする人に向いている漢方薬です。更年期障害のほか、にきびやクマ、シミといった皮膚トラブルにも処方されます。

近年の西洋医学的な研究により、末梢の血流を改善させる作用があることが確認されています。また、クラシエでは療方調血(りょうほうちょうけつ)がおすすめです

副作用:体力が低下した人が用いた場合、胃腸障害が出やすくなることがあります。

「心」と「体」の両方をケアできる漢方薬は更年期障害にぴったり

更年期障害では、鬱のような症状など、心の不調を訴える人が少なくありません。心と体を総合的に捉えて治療する漢方は、更年期障害に向いているといえるでしょう。

漢方薬を服用する際は、まず1種類から開始し、しばらく様子をみましょう。効果がみられないようであれば、種類を変える、追加するといった処方がとられます。

体の不調が改善されるとともに、心の不調も治まることも多いです。ひとりで抱え込まず、漢方薬での治療を考えてみてはいかがでしょうか。

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