【女性の悩み】月経過少におすすめの漢方薬9選

月経でお悩みの方におすすめの漢方薬

月経周期、月経周期、経血などに関して通常とは異なる事や月経がなぜか止まってしまったり、色々な原因で病症が現れる事を中国の婦人科では「月経疾病」と言われています。これらは月経の失調、子宮の内部がただれて出血している(崩漏:ほうろう)、更年期による月経停止(閉経:へいけい)など様々な症状を有しています。

かなり間が空いてしまいましたが、今回は月経過多について掲載したいと思います。月経失調などに関しましては月経先期に記載しておりますのでそちらをご覧いただければと思います。

月経過少(月経量が少ない)

主に日本では月経が持続する日数が2日以下の状態を主に過短月経といいます。中国では月経量が明らかに少なかったり、月経期間が2日以下の過多を月経過少という場合が多いようです。

婦人科では一般的に月経後期(月経の周期が長い)の方に多く現れる症状で虚症と実証の両方が現れます。主に虚症はエネルギー源(気血)の出入りを調整している血海を中心とした血流が悪くなってしまう状態 (血海不足)・実証は 経血が不足する状態(経血不扬) などで、経血量の現象や腎の代謝が悪くなっている状態(腎虚)、血流が悪くなっている状態(血瘀)・痰や湿などの流れが阻害される状態(痰阻)なども多くあります。

月経過少の主な改善策として…

経血の量が少ないのが根本的な特徴です。周期の異常と同時に起きやすい症状で比較的月経後期の方は量が少なくなりやすくなります。主に
経血の源(精血)を充足させていく事を中心に改善します。

エネルギー源でもある血の不足(血虚)の場合は経血の色が淡く、めまいなどがある事も多く、腎臓の代謝が悪くなっている状態(腎虚)の場合はお腹あたりが常に冷える、夜尿症などがある事が多く、血液の流れが悪い(血瘀)の場合は経血の色が暗く、塊などがある、お腹が張る事が多くあります。

血虚証(けっきょしょう)

主にエネルギー源でもある血の不足(血虚)の状態です。 経血の量は少なく色が淡い、身体全体が痩せていたり、めまいや動悸、耳鳴りなどの症状があり、舌が淡い色をしていて苔が薄くて少ない状態です。

主な症状としてが以下の症状が特徴的です。

  • 経血量が少ない、経血の色が淡い色をしている。
  • 顔色が良くない、黄色っぽい感じがする。
  • 痩せている、ご飯を食べても消化されていない気がする。
  • 食べすぎると胃もたれなどになりやすい。
  • まれにめまいや動悸、耳鳴りの症状が現れる。

消化吸収をする役割がある臓器の働きが悪い状態(脾虚)や出産をされた後、病気などをされた後で回復されていない場合にはエネルギー源でもある血が不足してしまう状態(血虚)が発生しやすくなるのが原因です。

治法としては補血益気・健脾調沖(脾を健康にして胃腸を調整する)を中心におすすめです。

人参養栄湯(にんじんようえいとう)

消化吸収する臓器(脾)の代謝が良くない状態(脾虚)や体力低下をしてしまっている状態を中心にエネルギー源でもある気・血を補う(気血双補)、胃腸の不快症状や精神的な不安定になりがちな症状にもお使いいただける漢方薬です。眠れないなどの症状もある場合には加味帰脾湯(かみきひとう)をおすすめいたします。

婦人宝(ふじんほう)

婦人科で多く用いられる当帰(トウキ)・古代より女性を中心に親しみがある阿膠(アキョウ)の2大生薬を中心に配合され、主にエネルギーの源でもある血を補う役割(補血)、血行促進などに効果のあるシロップタイプの飲みやすい漢方薬です。

十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)

主にとにかく疲れていて横になりたいと感じてしまう方や皮膚にも乾燥など症状がある方、エネルギー源でもある気・血が不足している状態(気血両虚)がある方を中心にエネルギー源(気・血)を補い(気血双補)、消化吸収する昨日も高めてくれる おすすめの漢方薬です。

腎虚証(じんきょしょう)

主にエネルギーの源でもある精を蓄える臓器(腎)の代謝が悪い状態(腎虚)です。月経の量が少なく、周期も遅れている状態(月経後期)で経血の色は淡くて暗めで薄く、お腹に冷えを常に感じている、夜尿症や腰痛などの症状があり、舌が淡色で苔は薄い状態です。

主な症状としてが以下の症状が特徴的です。

  • 経血量が少ない、周期の遅れ(月経後期)がある。
  • 少腹部が常に冷えてしまっている。
  • 腰痛などの症状が出やすい。
  • 夜おしっこに起きることがある。

主にエネルギー源でもある精は主に万能のエネルギーとも言われ、血を作り出すエネルギー源にもなっていますが、不足してしまう事によって精を蓄えている臓器(腎)を弱らせてしまっている状態(腎虚)が発生してしまっている事が原因です。

治法としては補腎・養血・調経を中心におすすめです。

鹿茸大補湯(ろくじょうだいほとう)

鹿茸大補湯は特に腎のエネルギー源でもある精(後天の精)・気を補う(大补精气)や血を補う漢方薬として用いられます。また、腎を温める(補腎温陽)、消化吸収してエネルギー源を作り出す脾を補って元気にする(健脾益気)、精(後天の精)を補って腎を元気にする(補腎益精)の作用もあります。

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

八味地黄丸に牛膝と車前子が加わっている漢方薬です。尿が出にくい場合や浮腫(むくみ)、手足の冷えなどがあまり無い方は八味地黄丸でも腎を温めて補う(温补肾阳)、気の流れをスムーズにして水を流す(行气化水)などの効果があります。

場合によっては腎にエネルギーの気を補う(補腎気)やエネルギー源の精・血を養う(養精血)を目的として六味丸エキス顆粒「クラシエ」(六味地黄丸)などを一緒に使用する場合もあります。

血瘀症(けつおしょう)

主に冷えなどによる要因(寒)によって子宮を中心とした部位にまとわりつく状態(寒凝)です。経血の量が少なくて色も暗く、塊があったり、お腹に触られると嫌なほどに張ってしまって痛いがお小水などが外に出ると痛みが和らぐなどの症状があり、舌は正常で小さな瘀点がある、苔は白くて薄い状態です。

主な症状としてが以下の症状が特徴的です。

  • 経血量が少ない、経血の色が暗い、塊がある。
  • お腹が張って痛く、触られるのが嫌な痛みがある。
  • おしっこなどをするとお腹の張りや痛みが和らぐ。
  • 冷えを感じやすい、冷え性がある。

冷えがある状態は身体のみならず生理などを行っている子宮などにも冷えがまとわりついてしまう状態(寒凝)を起こさせてしまいます。他にもエネルギー源でもある気の滞りの状態(気滞)、エネルギー源でもある血の流れが悪い状態(血瘀)によって瘀血凝滞や経絡が通じなくなってしまう事が原因です。

治法としては活血化瘀・養血調経を中心におすすめです。

冠心逐瘀丹(かんしんちくおたん)

血の滞りがある状態(瘀血)を改善していく生薬の丹参を中心に配合された活血化瘀としておすすめの漢方薬です。中国では主に冠状動脈などの血管や心臓などの臓器に起きた閉塞する症状(冠心病)にも用いられています。身体を温める効果や補血する作用もある漢方薬です。

芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)

子宮筋腫や子宮内膜症などを中心に血の滞りがある状態(瘀血)や冷えなどによる頭痛・肩こり・耳鳴り・動悸などがある方におすすめの漢方薬です。また、産後やストレスなどの疲れなどがある方にもおすすめです。

温経湯(うんけいとう)

身体を温めながら血流を良くしていく漢方薬です。月経不順などにも用いられ、冷えの症状と血の滞りがある状態(瘀血)を感じる方を中心におすすめの漢方薬です。また、不妊症や更年期障害などにも用いられています。

療方調血(りょうほうちょうけつ)

血の滞りがある状態(瘀血)やのぼせ、手足の冷えて月経時に痛みがある方を中心におすすめです。血行を良くすると共に熱を調整してバランスを整えてくれる漢方薬です。

今回で月経失調に関する内容は終了となります。
漢方薬はぜひナガエ薬局にてお買い求めいただければと思います。

月経失調に関する情報ページ

今回は主に月経過少(月経量が少ない状態になってしまっている状態)に起きやすい症状などを記載させていただきました。月経失調に関する内容については以下にも記載を行っておりますのでぜひ御覧ください。

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