【漢方薬紹介】茵蔯五苓散(いんちんごれいさん)について

茵陳五苓散エキス細粒G「コタロー」

第3回の独活寄生丸は腰痛や下肢の痛みにおすすめの漢方薬として紹介しましたが、第4回目となりました今回の漢方薬紹介は「茵蔯五苓散(いんちんごれいさん)」について紹介したいと思います。茵蔯五苓散の蔯という文字が機種依存文字で文字化けなどを起こす可能性がありますので当店では「茵ちん五苓散」と蔯をひらがなで使用しています。中には「茵陳五苓散」と陳という漢字で記載されている場合もありますが、正しくは「茵蔯五苓散」となります。

茵蔯五苓散(いんちんごれいさん)は口の渇きや尿量が減るなどの症状を中心に用いる漢方薬の五苓散(ごれいさん)に、悪心や吐き気などの湿熱の症状に使用できる生薬の茵蔯蒿(いんちんこう)を配合した漢方薬です。

茵蔯蒿にはかゆみを止めるという効果もありますので、蕁麻疹(じんましん)や浮腫(むくみ)などといった皮膚の掻痒症や下痢、胃腸炎、二日酔いなどにもおすすめです。

茵蔯五苓散(いんちんごれいさん)のお求めはナガエ薬局で!

口が渇いて尿量減少や浮腫、胸のつかえ、吐き気がある方に!

茵蔯五苓散(いんちんごれいさん)五苓散(ごれいさん)茵蔯蒿(いんちんこう)を配合した漢方薬です。主に消化吸収を行い、気(き)、血(けつ)、津液(しんえき)などを生み出す臓器である脾胃が、水の停滞などが発生してそれが熱によって状態(湿熱)が停滞している症状(脾胃湿熱)や湿熱や甘い物やお酒の飲み過ぎなどによって脾胃の能力が低下してしまい、肝胆に湿熱が停滞してしまう(肝胆湿熱)に用いられます。

熱がありますのでのどが渇く症状がありますが、身体の中も水の停滞がありますので身体がおもだるかったり、尿量の減少やむくみなどの症状に茵蔯五苓散は効果があります。また、熱の症状として発熱、頭痛、お腹が張っている感じがある食欲不振、尿の色が濃い症状や二日酔い、蕁麻疹(じんましん)、皮膚瘙痒症などにも用いられる事が多い漢方薬です。

処方構成

身体にある水の流れを改善していく五苓散(ごれいさん)が基本処方となっていますが、熱を冷まして溜まっている湿を取り除いたり、痒みを止める作用(止痒作用)がある茵蔯蒿(インチンコウ)が加わっている漢方薬です。また、気を補う作用(補気作用)のある優れた白朮(ビャクジュツ)を使用する事で健脾を行い、二日酔いや胃腸が疲れてしまっている方にもお使いいただける様になっています。

主な生薬構成

二日酔い、胃腸疲労の胃腸症状や蕁麻疹、皮膚掻痒などにも…

こんな症状はありませんか?

  • 口の渇きがあって食欲もあまりない方
  • 尿が少ない方、むくみがある方
  • みぞおち辺りにつかえがある方、時に吐き気を催してしまう方
  • 皮膚にかゆみがある方、蕁麻疹が気になる方
  • 二日酔いや気持ち悪さによる食欲不振がなかなか改善されない方

茵陳五苓散は口が渇いてしまって尿量減少や浮腫のある方を中心に二日酔いや胃腸の疲れが出てしまい、食欲不振になってしまっているを感じている症状や蕁麻疹、皮膚掻痒といった皮膚症状などにもお使いいただける漢方薬です。

他にもおすすめの漢方薬

療方調流(りょうほうちょうりゅう)

水分の排泄や吸収に滞りなどがある症状(水湿)を中心に利水(りすい)をする事で浮腫、尿量減少などの改善や嘔吐、下痢、身体の重だるさ、二日酔い、胃腸炎などに用いられ、茵蔯五苓散の様な微熱や黄疸、皮膚の掻痒など(熱の症状)がない方におすすめの漢方薬です。

茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)

茵蔯蒿湯よりも口内炎や湿疹、皮膚炎、皮膚のかゆみなどの実証が強い傾向がある方におすすめの漢方薬です。下痢ではなく、どちらかといえば便秘の症状がある方はこちらがおすすめです。

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

茵蔯五苓散よりも皮膚などの炎症や充血などといった熱症状が強い方におすすめの漢方薬です。口渇がより症状として現れたり、のぼせ、不眠などもある方はこちらがおすすめです。

柴苓湯(さいれいとう)

茵蔯五苓散と比べて尿量の減少やむくみなどの症状がある方でみぞおち辺りから肋骨に沿って苦しさや抵抗、圧痛といった胸脇苦満(きょうきょうくまん)が顕著な方におすすめの漢方薬です。

猪苓湯(ちょれいとう)

尿量の減少や口渇といった症状がある方で排尿の際に痛みを感じる方や排尿後の不快感があるなど主に尿でお困りの方におすすめの漢方薬です。

食欲の秋とも言われる季節になりましたが、年末の飲み会が多くなるに連れて飲み会なども盛んになり起きやすい症状が二日酔いや胸がつかえて吐き気を催してしまうといった感じではないでしょうか。

ぜひ口渇、みぞおちのつかえ、吐き気、食欲不振、二日酔いなどの胃腸症状やじんましん、むくみなどに茵蔯五苓散(いんちんごれいさん)の漢方薬を使用していきましょう。

SNSでもご購読できます。

コメント

コメントは停止中です。