【生薬名】
地竜(じりゅう)
【基 原】
ルムブリクス科 Lumbriciae 蚯蚓(ミミズ)の全体を乾燥したもの。参環毛蚓 Pheretima asiatica Michaelsen (通称広地竜)をよく用いる。
【性 味】
味は鹹、性は寒。(帰経:胃・脾・肝・腎経)
【主成分】
tyrosine 誘導体の lumbrofebrin C9H18O6N2。ほかに lumbritin ・ terresto-lumbrolysin。水浸液中には多種のアミノ酸を含む。また広地竜には
hypoxanthine を含む。P -riboflavine を含むとする実験報告もある。
【薬理作用】
清熱・鎮驚・定喘
解熱作用・気管支拡張作用・降圧作用
臨床的な観察によると利尿・活絡の効果もある。
【臨床応用】
- 気管支喘息に、地竜の気管支拡張作用を利用して用いる。
- 高血圧症に、降圧作用を利用して用いる。脈が弦で持続性の高血圧に対し、降圧・症状改善の効果がある。
- 高熱・煩躁・痙攣があるときに、清熱鎮経ぼ効能を利用する。あまり危篤でないときには一定の効果がある。市販のかぜ薬に解熱薬の補助剤として配合されている。
- 脳卒中や打撲損傷などによる運動障害・大便や尿の排泄障害などがあるときに用いる。
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【用 量】
6〜12g
【使用上の注意】
地竜を酒につけて洗うと薬効は増強する。ただし、鎮痙作用は全蝎・ゴショウより弱い。
脈が虚で泥状便のとき(陽虚)には用いない。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。 |
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