- 習慣性便秘に使用する。胃腸の運動機能が弱いためにおこる気虚の便秘・腸管の水分が減少したためにおこる腸燥便秘にいずれにも用いる。老人・虚弱者・産後の便秘にとくに適している。麻子仁をくだき、煮て糊状にし、氷砂糖を加えて胡麻糊状にして服用する。
- 滋陰補血に補益薬を配合して用いる。古人は経験的に、麻子仁は“久服すれば人を肥健せしめ”・“頭髪は烏潤(黒くつややかなこと)となる”としている。現在では麻子仁を補益薬として用いることはほとんどなく、ある種の補益剤に麻子仁一味を加えて滋陰潤燥の効果を強めるだけである。分析によれば、麻子仁はタンパク質(約19%)・ビタミンE・
lecithine などの栄養素を含むので、一定の滋補作用もあるはずである。
このほか、つきくだいた麻子仁を化膿していないセツに外用すると効果がある。また、分娩時に子宮収縮力が弱いときに麻子仁を服用すると子宮収縮を補助する。
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